池江選手

競泳の池江璃花子選手が戦いの舞台に復帰 
先週の土曜594日ぶりの実戦に挑みました。
先週の土曜プールサイドで涙を見せた競泳の池江璃花子選手 
苦しい闘病生活を乗り越え この日実に594日ぶりに試合に復帰したのです。
そこでの池江選手の泳ぎは多くの人の予想をはるかに上回るものでした。
今年10月に予定されている日本学生選手権水泳競技大会通称インカレの参加資格を得るため先週土曜50m自由形に挑んだ。
池江「この数か月間練習してきた今の自分の実力を確認する場と考えています。目標は26秒8を切ること」と
インカレ参加基準記録である26秒86を切るべく意気込んでいました。
池江選手がこの日スタート台に立つまでには想像を絶する闘病の日々がありました。
池江選手は、今から4年前 16歳という若さでリオオリンピックに出場 
そして2018年のアジア大会では6つの金メダルとMVPを獲得
名実ともに天才スイマーとしてその名をとどろかせました。
そして東京オリンピックへの意気込みをこう語っていました。
池江「確実に何色でもいいからメダルは絶対取りたい。」
東京オリンピックのメダルが期待されていた池江選手の競技生活
しかし、去年の2月突然の悲劇が襲います。
白血病の発症 
池江「一日に何度も吐いてしまったり食欲がまったくなく、点滴から栄養を入れてもらったり
    そこがすごいしんどかった」 
先の見えない闘病生活を余儀なくされてしまった。 それでも
池江「もしかしたらもとに戻れないかもしれないという気持ちはあるけれど でもこのまま中途半端に水泳を終わ 
    らせたくない気持ちもあった」
懸命にリハビリに励む生活も10か月 
去年12月に退院し 今年3月にはプールで練習できるまでに回復しました。
現在は、週4日チームメイトとともにトレーニングに励んでいます。
数か月前まで1回もできなかった懸垂も今ではできるようになり どんな時も前向きな彼女の姿は日本でけではなく世界中に勇気を与え続けました。
池江「思っていた未来が一夜にして別世界のように変わる それはとてもきつい経験でした。
    希望が遠くに輝いているからこそ どんなにつらくても前を向いて頑張れる 私の場合 もう一度プールに
    戻りたい その一心でつらい治療を乗り越えることができました」
そして、向かえた594日ぶりの試合50メートル自由形 インカレの参加標準記録である26秒86を目指しました。
タイムは、26秒32インカレ最高基準を突破 出場した組では1着でフィニッシュ(出場した選手の55人中5位)
この試合を見たバルセロナオリンピック金メダリストの岩崎恭子さんは以下のように述べました。
「ちょっと筋力も落ちたり体重も落ちたので細くなったんですけども水をつかむ‟キャッチ”この技術の高さ
 そういうところは全く変わってない 池江璃花子健在」
また、岩崎さんは先月池江さんが所属する日本大学の監督と話をしていました。
岩崎「璃花子ちゃん どうですか」と話したら
監督「体重は10キロぐらい変わってしまったんだけどかえって軽くなった分 アメンボみたいにスイスイ泳ぐんだ 
    よね」
という話を聞いて岩崎さんは以下のようにも述べました。
「前よりも細くなりましたが でも その分 それだけ水の抵抗がないということ そういう意味では新しい泳ぎもできているんじゃないかというような感じがします」

レース後思わず涙を流した池江選手
池江「マネージャーさんも自分の一番つらかった時期をすごくわかっていたので ちよっとうるっときている姿を見
    てもらい泣きしてしまった やっとみんなに見せることができる機会だったのでそれを無事に終えられて
    ほっとした 第二の自分の水泳人生の始まりかなと思います。」

 池江さんは、重い白血病を乗り越えてアスリートの道へ戻った。これは、なみたいていのことではない。私も昨年膵炎という病気になり入院しました。少し前の自分は、普通に食事ができていたが、なぜか、体は食事を受け付けない。がんばって食べようとすると吐いてしまう。健康な体に戻った今現在から思い出し振り返ると食事という日常生活ごくごくあたりまえのことがなぜできなかったのか不思議に思う。また、病の重さを痛感する。このことから池江さんの闘病生活がいかにしんどかったのかが少し共感できます。人間という生き物は、ポンコツで同じ立場にならないと人の痛みが感じられないところがある。そういう意味では、病気になったことから病気という苦しみの気付きを得た気がします。池江さんが今していることがどれだけすごいことなのか心の底から理解できます。
 ある起業家がスポーツ選手をいくら応援してもあなた自身はなにも変わらない。応援している時間があるのならば自分自身が勉強をして努力をしなさいと言っていました。
 確かに、応援していても自分自身は何も変わりませんが、勉強を続けるうえで行きづまったときに池江さんの姿から頑張ろうというかモチベーションというか勇気をもらうことができます。そういう意味で私はこれから池江さんを応援して行きます。がんばれ、池江璃花子!!

あなたはどう思われましたか。

それでは、さよなら、さよなら、さよなら