池江璃花子選手
競泳の池江璃花子選手が復帰第2戦となるインカレに出場しました。

特別な思いを持って臨んだレースでした。日本学生選手権(インカレ) 池江璃花子(20)

復帰後2戦目となるインカレに登場した池江選手 この大会には、強い思いがありました。

池江選手
インカレにみんなで出るという目標が原動力になっているし、また強くなって みんなよりも速く泳ぎたいという気持ちがすごくある。

去年2月、白血病であることを公表、つらい闘病生活を乗り越え 再びプールに戻ってきた池江選手が
最初の目標としてきた大会 それがインカレでした。

去年は、出場がかなわず くやしい思いも 一時退院し 母校の応援にかけつけると
「必ずまたリベンジする」そう誓いました。
10か月におよぶ入院生活を終え 地道に練習を積み重ねてきた池江選手
8月に行われた復帰後初レースでは見事インカレの参加標準記録を突破
あふれ出る思いに涙が止まりませんでした。

池江選手
本当に戻ってこれたんだなという気持ちにもなったし 大きく言えば第2の自分の水泳人生の始まりかなと思います。

そして迎えた念願の舞台50m自由形予選 スタートで若干出遅れますが懸命に食らいつきました。
全体の上位8人が決勝に進出 池江選手は全体で6位に入り 見事決勝進出を決めました。
(女子50メートル自由形予選 全体6位 池江選手 25秒87)

そして予選の2時間後に行われた決勝
1年前に誓ったリベンジのレース 気迫の泳ぎを見せました。
ラスト驚異の追い上げ 表彰台までわずか0.04秒に迫る 4位
念願の初舞台で復帰後ベストタイムをたたき出した池江選手 着実に1歩ずつ前と進んでいます。

池江選手
4番という結果はすごく悔しいですけど やっとこの試合に出られたという うれしさ
第2の人生として自分は 自己ベストを出したという満足感はすごくあるので 
この調子で頑張っていきたいなと思います。