税務署の地図記号
消防署の地図記号
裁判所の地図記号

地図記号
地図記号を習ったことを覚えていますか。上記は、何の地図記号でしょうか。

答え

上から税務署(お金にまつわる施設なので、そろばんの珠の形を図案化しています。)


消防署(アルファベットのワイのように見える形は、実はさすまたを図案化したものなんです。消防署の地図記号でなぜ、さすまたなのか、そもそもさすまたというのは相手の動きを封じこめる道具なのですが、木造家屋が密集していた江戸時代ですから、当時消防車などは当然ないので、消火活動する火消したちはさすまたで家を壊して、火が近隣に燃え移ることを防ぐという活動をしていたんです。その名残から消防署の地図記号には、さすまたを表すワイのような記号が使われているのです。)

裁判所(昔、裁判所では、色々なことを市民に伝えるために看板を立てて伝えていたので、この地図記号は立て看板を表したものです。)


他に郵便局のこのマーク〶、これになる前はアルファベットのTでした。
いまから130年前の明治20年当時郵便事業を取り仕切っていたのは逓信省(ていしんしょう)と呼ばれる省庁でした。この逓信省(いしんしょう)の頭文字を取って郵便のマークは「T」にすると逓信省は発表したんですが、この直後にとんでもない事実が判明してしまいました。なんとこの「T」のマーク国際郵便では郵便料金が不足を表す万国共通の記号だったんです。これは不便、ここで、逓信省は慌てて「T」の上に一本棒線をたして今の〶マークに変更したんです。