ヴィヴァルディ:四季
イ・ムジチ合奏団
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-07-05

ヴィバルディ
ノック
 11月12日は、「四季」の日です。 名古屋にある音楽ホールが制定したもので、毎年ビバルディの四季を演奏するコンサートが開かれています。
 ♪『四季』は、第1番「春」から第4番「冬」まで4つのバイオリン協奏曲で構成されています。
  ビバルディの出身地、ヴェネツィアは四季を感じることが出来る地域だそうで、この曲にはそれぞれの季節の訪れが美しく時に優雅に時に激しく表現されています。そこで、「訪れ」は何に由来する言葉か?
 
 「おとずれ」は、平安時代の伊勢物語などにも登場する古くからある言葉です。
 当時から今のように訪問することといった意味で使われていましたが、語源をたどってゆくと、本来は別の意味だったことが分かります。この「おとずれ」は、もともとは「おと‟づ”れ」と書いていました。そして、「づ」に漢字を当てたらどうなったかというと「連」という漢字なんです。何かを連れる、伴うということなんですが、それでは、なにを伴うことをいうのでしょうか。実は、現在でも広辞苑では「人のもとや、ある場所に行く。訪問する」は掲載が2番目なんです。1番目の意味は「音をたてる。音がする」です。つまり、「おとづれ」とは「音連」れなのです。


 答えは、「訪れ」の由来は? 「音をたてる」ことです。

 古くは風など自然の音を聞いて人々が神の訪れを感じたことから、音連れといった説もあります。さらに、実際人を訪ねた場合は何か音(ノック音とか)を立てて知らせますよね。そこで訪問することを訪れというようになったとされています。