三木
勝博
土地
 都心の高級住宅街、表参道にある土地をめぐり、所有者に成りすましておよそ2億円の現金を騙し取ったとされる地面師の男らが逮捕されました。はたして、その手口とは・・・
 地面師グループ 三木勝博容疑者(65) 樫尾幸宏容疑者(42) 豊田浩幸容疑者(60)
 東京メトロの表参道脇からおよそ200メートル、表参道ヒルズからも近い高級住宅街、その土地160平方メートルをめぐり、偽造された書類で土地の所有権を勝手に移そうとして、男3人が逮捕されました。
 偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕されたのは、地面師グループとみられる、三木勝博容疑者と樫尾幸宏容疑者そして、豊田浩幸容疑者の3人です。
 
 その手口とは、地面師グループの手口その①偽の地主を同席させ土地売却
 2016年三木容疑者らは、表参道の土地を勝手に不動産会社へ売却しようと企てます。
 その交渉の場に所有者に成りすました80代の女を同席、相手を信用させ、およそ2億円で売買したとみられています。

 地面師グループの手口②地主の委任状を偽造
 さらに土地の所有権を移転するため80代の地主女性の委任状を偽造して、法務省に提出、しかし、法務省の職員が不審に思い、登記手続きを止めたため、未遂に終わりました。

 警視庁は、3人の認否を明らかにしていませんが、不動産会社からおよそ2億円を騙し取った詐欺の疑いでも調べるとともに地面師グループの全容の解明を進めています。